寒行で家内安全と無病息災を祈る
今年の寒行は1月11日・17日・25日の
3日間にかけて寒中修行が行われました。
暦の上では1年で最も寒いとされる「大寒」にあたる
21日から4日後の25日に最後の寒行が行われました。
大寒から立春までが最も寒い時期となります。
昔は信者さん宅の地域を周りながら、うちわ太鼓を持って
お題目を唱えて廻ったものらしいのですが,
高槻市も現在では約36万人の衛星都市となり
うちわ太鼓の音が迷惑となり苦情が出る住環境となり、
いつ頃からか高槻支院の本堂で寒中修行する様になりました。
寒行の時には唱える経文があり、勧請~自我偈~唱題行~回向と続きます。
関哉法尼と信教師そして参詣者が一体となって寒中修行を行います。
今年も一人一人からお申し込み頂いた先祖供養を丁寧に一軒づつ、
関哉法尼と共に参詣者の皆さんと唱題行を行い、うちわ太鼓一つ一つが
揃って本堂に響きわたり、先祖供養と1年間の家内安全、無病息災、
交通安全の祈願を3日間にわたってさせて頂きました。
寒中修行の25日成満には「寒中修行のお札」と「災難除御守」を頂きました。
頂いたお札は仏壇か玄関内側などに貼って御守護を御願いします。
今年も家族や縁ある方々、そして大震災の被災者の方々の家内安全と
無病息災も含めて心より祈願させて頂き、最終日は生姜湯を頂き喉の疲れをとり、
清々しい気持ちで今年の寒中修行を無事に終える事が出来ました。
( 通信員 )